病院用空気清浄機 Q&A

一般的なHEPAフィルタ付き空気清浄機のとの違いはありますか。
弊社独自の感染防止のためにHEPAフィルタ・酵素・紫外線ランプ(トリプル効果)を搭載しています。
他にも循環機能(空気清浄)、時間計、装置停止時の警報機能、移動しやすい大型キャスタ等、良い評価を受け、2003年の発売以来、第一種、第二種感染指定病院、大学病院、
基幹病院に多数納入実績があります。
本体設置の手順書はありますか?
設置のついての注意事項、ダクト設置手順書をご用意しています。
弊社TEL(044-981-0560)あるいは当サイトお問い合せフォームにてご連絡下さい。
装置の騒音値は何dB(A)ですか?
ACE-5000 12㎥/min(強運転時)  45dB(A)
ACE-4000 12㎥/min     47dB(A)
ACE-2000 3.5㎥/min(弱運転時)47dB(A)です。
病院設備設計ガイドライン(空調設備編)※にある
易感染症病室の騒音レベル 45~50dB(A)の基準値以下です。
※日本医療福祉設備協会 発行
消耗品の交換時期はいつですか?
各消耗品、目安交換時間は以下になります。

交換部品

ACE-5000

ACE-4000NP/E

ACE-2000

プレフィルタ1(5cm)

約1,500時間

   

プレフィルタ2(10cm)

約2,250時間

約2,250時間

 

フィレドンエアフィルタ

   

約2,250時間

紫外線ランプ

約9,000時間

約9,000時間(NPのみ)

約9,000時間

酵素HEPAフィルタ

約18,000時間※

約18,000時間※

約9,000時間※

※交換時間に達しない場合でも3~5年で経年劣化が生じて、正常な機能を維持できない可能性があります。
対応床面積はどの位ですか?
感染症用隔離病室(陰圧室)は、陰圧(2.5Ps)だけでなく、部屋の換気回数(1時間あたり)も必要になります。CDCガイドラインでは、1時間あたりの換気回数を6~12回とし、可能なら12回以上行うことを推奨しています。本装置の対応床面積は、50m2以下になります。
設置に適した場所はありますか?
ベッド等の移動を行う時に干渉しない位置が適しています。
陰圧(陽圧)にする場合は、ダクトの設置が必要なため、窓側でダクト取付けが可能な場所が必要です。
空調機器で気を付ける事はありますか?
空調が独立でないと空調ダクトから他の病室に感染する可能性があります。
独立空調でない場合は、独立空調(エアコン等の設置)を行い、既設の空調の吹き出し部分は目張り等をして塞ぎます。
電源で気を付ける事はありますか?
装置を設置する位置の近くに電源(100V)が確保できるか確認します。
本装置のコードは3mあります。確保できない場合は、100Vの電源確保が必要です。
ダクト設置について注意はありますか?
部屋の状況により異なりますが、ダクトの長さは、排気の圧力損失を考えると短い方(5m以下)が望ましいです。ダクト材の指定は特にありませんが、推奨ダクト材を使用すると設置作業がスムーズに行えます。
【推奨材料】
①ダクト:タイガースポリマ製 タイフレキホース 250φ
②同上付属カフス:タイガースポリマ製
③バンド:ABA社:ABAバンド 226~256㎜
陰圧室として使用している部屋のエアコンのフィルターには、ウイルス等は付着しないのですか?
結核菌の大きさは長さ1~4μ・幅0.3~0.6μ程度と言われており、エアコンのフイルターにより異なりますがフィルターに吸着することなく通過すると想定されます。
エアコンフィルターへのウイルス付着が想定される場合には、どのような対応が望ましいでしょうか。
エアコンの搭載フィルターにHEPAフィルターを使用していた場合や集塵フィルターの集塵率によっては、ウイルス等が付着する可能性がありますので、院内の空調設備管理に基づいた処理が必要となります。