車両用オゾン発生器 Q&A
- オゾンは安全ですか?
- オゾン(O3)は自然界に存在する物質で、森林や海岸で微量のオゾンガスが存在します。
オゾンは、濃度によって有害となり人体にも影響を与えます。オゾン濃度については世界各国で基準が定められており、0.1ppm以下であれば作業環境許容濃度とされ人体への影響はないとされています。
高濃度のオゾンガスを長時間吸うと呼吸器や粘膜系に支障をきたしますので、オゾン発生中は、絶対に車内には入らないでください。
また、オゾンは薬剤と違い、残留性が無く、時間が経つと全て酸素に戻ります。
- オゾン臭は残りますか?
- オゾン処理後はドアを開けて換気を行い、空気の入れ換えを行ってください。
多少オゾンの臭いが残っている場合もありますが、臭いはやがて消えます。
※オゾン臭はコピー機を使用した時に臭うような独特の臭いです。
- どんな臭いに効きますか?
- 車内のタバコ臭,エアコンのカビ臭,ペット臭等ほとんど全ての臭いに効きます。
- 車内にある芳香剤はそのままで大丈夫ですか?
- 芳香剤は車外に出してください。その効果が損なわれる恐れがあります。
また、車内に残っている芳香剤の臭いは分解されます。
- 殺虫効果はありますか?
- 殺虫効果はありませんが、ゴキブリなどの害虫を忌避する作用があるといわれています。
また、集合フェロモンの不活性化によって、ゴキブリ等が巣を作りづらい環境にします。
- オゾンで影響を受ける(劣化等)ことはありますか?
- 高い濃度ではありませんので、物品に影響を与える可能性は低くなっていますが、天然ゴム製品には影響を与えやすく劣化や変色が見られる場合があります。車内にゴム製品がありましたら、ビニール袋に入れるか一時除いていただく事をお勧めしています。
- メンテナンスの方法は?
- プラグを抜き、電源を切った後、行ってください。乾いたやわらかい布で拭き取り、水洗いはお止めください。定期的に吸気口、吸出口のほこりは掃除機で吸い取ってください。
電極部のほこりは吸出口のカバー(ネジ止め)を取り外し、付属のハケで、電極部を損傷しないように拭いて下さい。
- 消耗品はありますか?
- 消耗品はありません。
- オゾン発生時間の設定はどのように決めるのですか?
- 車両の大きさ、汚れや臭いの程度で時間は変わります。
・Aタイプ設定(10,20,30分):乗用車タイプ10分,ワンボックスタイプ20分が通常設定です。時間を長くするほど、脱臭・除菌効果は大きくなります。
・Bタイプ設定(20,40,60分):乗用車タイプ20分,ワンボックスタイプ40分に設定してください。臭いがひどい車両、除菌を行いたい場合は60分に設定してください。
- 自動車のエンジンをかける必要はありますか?
- エンジンをかけ、カーエアコンを車内循環に設定してオゾンを発生させると、オゾンが車内を循環し、カーエアコン内部の脱臭、除菌もできます。
※電源はDC12V/24V共用でシガーソケットからとります。
- オゾン発生時は、冷房・暖房どちらに設定すれば良いですか?
- どちらで使用しても特に問題はありません。
- オゾン発生量が少なくなってきたのでは?(以前よりオゾン発生が感じられない)
- 気温・湿度が高いとオゾン発生量が低下しますので、夏場はオゾン発生量が少なくなります。
また、車内の汚れが大きい(臭いの元が残っている)とオゾンが臭いと大量に反応するため、オゾン臭があまり感じられないことがあります。車内清掃後にオゾン発生器をご使用ください。
- 芳香剤との違いは?
- 芳香剤は別の臭いで悪臭の元を包み込みますが、時間の経過とともに効果が消え、悪臭が元に戻ることがあります。
オゾンによる脱臭は、悪臭の元をオゾンで酸化し分解するため、臭いが元に戻りません。